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中国での趣味:琉球人ゆかりの地@北京

  • shokoshiro
  • 2024年6月21日
  • 読了時間: 2分

インド太平洋の島々の地域研究(といっても3地域)をする私にとって、琉球と中国の関係は歴史背景として触れるだけだった。中国での琉球の進貢使節団や官生、勤学たちの滞在や救国運動などは史実だが、なぜか確信を持てないでいた。

だが、北京に滞在し、琉球国墓地遺跡や国士監を訪れたことで、琉球国と中国(特に明・清王朝)が親密な関係だったこと、貿易相手、琉球人の官僚たちが国家制度や儒教などを中国から学んでいたことは事実のだと理解した。

写真:琉球人墓地遺跡(北京市通州。撮影日:2023年4月5日 清明祭)、国士監の門(2023年5月17日)


上記の北京通州張家湾琉球人墓地には14人が眠っていることが研究調査によって明らかになっている(下記の画像参照)。その中の一人には北京で救国運動を展開し、自害した林世功もいる。

14人の中で墓碑が見つかっているのは、王大業だけだそうだ。王大業もまた林と同じく、救国運動をし、客死した一人である。近代史で目にした人々の痕跡を辿ることで、琉球国や琉球人が実在したのだと実感した。



北京通州張家湾琉球人墓地は整備のため現在入ることはできない。


通州の北京通州張家湾琉球人墓地は地下鉄で行ける(下記参照)。





現在入ることはできないが国士監には琉球学館跡地もある



琉球学館はロシア館と並んで独立したものだったらしい


その他には琉球国との関係や琉球人が詠んだ漢詩の詩集も展示されていた













 
 
 

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